オービスが14年10月期業績予想の上方修正で経常黒字に転換、期末に復配も

 オービス <7827> は11日引け後、14年10月期業績予想の上方修正を発表した。  売上高を86億9100万円から91億3200万円(前期比16.9%減)に修正。経常損益は1億7600万円の赤字から3億6900万円の黒字(前期は5800万円の赤字)に転じる見通し。純利益は1億1400万円から11億3100万円(同11億5300万円の赤字)に引き上げた。また、期末に10円の配当を実施する方針も明らかにした。復配は2期ぶり。  木材事業で採算性の低い姫路工場の生産ラインを2月末で停止したことで梱包市場などに対する製品の供給量が減少したため、需給バランスが改善。販売価格の適正化(引き上げ)が進んだ。また、連結子会社が保有する木材運搬船の売却やカラオケ店舗の営業譲渡による固定資産売却益なども計上。当該連結子会社を9月に解散する見込みであることから、当初見込んでいた繰延税金負債の計上も不要になった。  11日終値は40円高の890円。(編集担当:宮川子平)
オービス(7827)は11日引け後、14年10月期業績予想の上方修正を発表した。
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2014-09-11 21:30