日経平均は118円安スタート、利益確定売り先行
9日の日経平均株価は前日比118円57銭安の1万6002円88銭で寄り付いた。米国株の下落や、為替市場での円の下げ渋りを背景に、利益確定売りが先行。日経平均は1万6000円を割り込む場面もみられる。
個別では、14年2月期業績予想の修正で営業赤字が拡大する見通しになったダイエー <8263> が大幅安。14年2月期業績予想を下方修正したミニストップ <9946> も売りが優勢となった。公募増資による新株式発行を発表したエフテック <7212> もさえない。また、藤倉ゴム工業 <5121> 、古河電池 <6937> などは上値が重く、8日に急騰した任天堂 <7974> なども下落した。
半面、14年2月期の配当予想を上方修正したわらべや日洋 <2918> が急伸。京都大と共同で感染症リスクの低いiPS細胞の培養法を開発した味の素 <2802> も上昇している。スマートフォン事業で米国や中国に本格進出と伝わったソニー <6758> も堅調。政府による新型インフルの新薬備蓄が報じられ、富士フイルムホールディングス <4901> も買われた。(編集担当:宮川子平)
9日の日経平均株価は前日比118円57銭安の1万6002円88銭で寄り付いた。
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2014-01-09 08:30