HMTが一時急伸、抗がん剤コンパニオン診断バイオマーカー開発で共同研究契約締結

 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT) <6090> は一時急伸し、224円高(13.94%高)の1830円を付ける場面があった。  12日午前9時30分、抗がん剤コンパニオン診断バイオマーカーを、独立行政法人国立がん研究センターや学校法人東京理科大学などと共同で開発すると発表した。コンパニオン診断法は、個人差による医薬品の治療効果や副作用を投薬前に予測するために行われる診断法。  東京理科大学の江角浩安教授の研究グループは、漢方生薬「牛蒡子(ゴボウシ)」の成分である「アルクチゲニン」のすい臓がんに対する抗腫瘍作用を発見し、国立がん研究センター東病院などで臨床試験を実施している。  共同研究ではアルクチゲニンの抗腫瘍効果が期待できる患者を投薬前に診断するコンパニオン診断法の開発をめざし、同社のメタボローム解析技術でバイオマーカーを開発する。抗がん剤の効果的な投薬が可能になることが期待されるという。  業績への影響は現在調査中としている。(編集担当:宮川子平)
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT)は一時急伸し、224円高(13.94%高)の1830円を付ける場面があった。
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2014-09-12 10:30