富士通は昨年来高値更新、ビッグデータ関連の有望銘柄としての評価

  富士通 <6702> は、8日(水)、17円高(+3.14%)の559円と続伸。一時、18円高の560円と買われ連日の昨年来の高値を更新していると。ビッグデータ関連として上昇基調を強めている。総務省は、ビッグデータ活用による国内の経済効果が7兆7700億円になると試算している。小売業で約1兆1500億円、製造業で約4兆7900億円、農業で約4000億円、インフラで約1兆4300億円の経済効果が見込まれているが、富士通はビッグデータ関連の売上高を15年度に2000億円(12年度の3.3倍)に増やすもようで、中核企業としてその将来性に対する期待が高まっている。   足元の業績、国内外で携帯電話やネットワークサービスが減少も、国内でシステムインテグレーションが金融、公共向けなどで伸長。海外では光伝送システムやオーディオ・ナビゲーション機器が伸長。LSI事業や海外事業での構造改革効果が寄与し、14年3月期業績予想は、売上高4兆6200億円(前期比5.4%増)、営業利益1400億円(同58.6%増)、経常利益1350億円(同37.1%増)、最終損益450億円の黒字(同729億1300万円の赤字)を見込む。   株価は、昨年5月23日高値496円から同10月7日安値350円まで調整を挟んで上昇しているが、日足では25日移動平均線がサポート、週足ではゴールデンクロスを示現しており、騰勢を強める方向となっている。14年3月期年間配当は未定としているが、1株当たり純利益は21円70銭を予想しており、期末配当への期待は十分持てる状況。15年3月期も構造改革の効果が継続するとの見方が根強く、増収増益が観測されており、買い安心感がある。需給面では信用取組倍率1.01倍の好取組で押せば買いとの機運が高まっており、当面上値抵抗線となる10年4月高値673円を目指すと予想する。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
富士通<6702>(東1)は、8日(水)、17円高(+3.14%)の559円と続伸。一時、18円高の560円と買われ連日の昨年来の高値を更新していると。ビッグデータ関連として上昇基調を強めている。
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2014-01-09 09:15