@nifty不動産、いつでもどこでもスマートにアプリで物件情報を提供

@nifty不動産が提供しているスマートフォンアプリ「賃貸物件検索」「購入物件検索」のダウンロードが好調だ。アプリ開発を行っているニフティのWEBサービス開発部の遠藤崇史さん、松本和代さん、そして、マーケットプレイスサービス部の高田将章さんに、アプリの内容と今後の展望について聞いた。(写真は左から松本和代氏、遠藤崇史氏、高田将章氏、写真撮影サーチナ)
――2013年11月にiOS版のアプリ「賃貸物件検索」を提供開始されましたが、アプリの特徴は?
遠藤 @nifty不動産のPCサイトで展開している横断検索を生かした内容にしました。PCでできていたことが、スマホでいつでもどこでもできるようになる利便性を実現しました。
また、iCloudに同期することで、iPhoneで行っていた作業を、そのまま、iPadに引き継ぐことができます。移動中にスマホで検索した気になる物件を、タブレットの大きな画面で確認することができるのです。
松本 ちょうどiOS7がリリースされるタイミングでしたので、iOS7に対応したスタイリッシュなデザインを採用しています。また、iOSのUIガイドラインに準拠したつくりにしていますので、iPhoneを使い慣れた方には、特段、使い方を学ぶ必要もなく、最初からiPhoneに入っているアプリのように、使っていただけるようにしています。
また、賃貸も購入も同じですが、物件の決定まででは何度も情報を確認することがあると思いますので、そのたびに検索条件を入れる手間がかからないように工夫しています。スマートフォンならではの指定条件の並べ替え機能も用意しました。優先条件を上から順に並べるようになっているのですが、この並べ替えは、画面に触れて指先をスライドさせるスワイプという操作を行うだけで簡単にできます。
――2014年6月にリリースした「購入物件検索」アプリの特徴は?
遠藤 購入物件については、「新築マンション」「新築一戸建て」「中古マンション」「中古一戸建て」「土地」という5タイプの情報を、いかに横断的に表示するかということに力を入れています。@nifty不動産の情報提供の姿勢として、一人ひとりのユーザーの方々それぞれに満足度の高い情報を届けたいという思いがあります。それは、アプリの開発にも共通していて、購入物件では「こだわりの条件」を、少し範囲を広く取ることによって、より良い条件の物件に巡り合うチャンスが広がるということを、横断表示によって実感していただきたいと思っています。
また、物件購入にあたっては、みなさん慎重に時間をかけて検討なさると思います。そこで、お気に入り物件のマークに「星」を5段階で付ける機能を入れました。これは、PCにはないアプリならではの工夫です。物件情報を見た時に「とりあえず保存」なのか、「絶対にほしい」のか、情報に対する評価の優劣があると思います。その評価情報を含めてブックマークすることによって、より気になっている物件情報を素早く呼び出すことができるようになります。
――Android版は2014年6月30日に「賃貸物件検索」、7月30日に「購入物件検索」が出ました。特徴は?
遠藤 iOSにはあるiCloudの機能が使えない他は、iOS版でできることはAndroid版でもできるようにしています。ただ、Androidユーザーが普段使い慣れている動きを意識して、できるだけ迷うことなく操作ができるように、ボタンの位置の配置などは工夫しました。
――アプリに対するユーザーの評価は?
高田 最初にリリースしたiOS版の「賃貸物件検索」は、お陰様でダウンロード数も伸びておりますし、App Storeのユーザーレビューでも高い評価、利用しやすいといったコメントをいただけております。
賃貸住宅情報のアプリを選択するのであれば、一番に選ばれるアプリになりたいと思っていましたので、ユーザーに沢山利用していただき、利用していただいた方から高い評価をいただけている事に、嬉しさとやりがいを感じます。
一方、情報連携しているパートナーからの評価も高く、アプリのリリース以降はスマホサイトの活用が活発になったという話をいただいています。これは、「賃貸物件検索」をリリースした当初はパートナーが8社だったものが、半年あまりで11社に増えたことにも表れています。「購入物件検索」のパートナーもリリース当初から9社に参加いただき、現在は10社に増えております。
――今後の展望は?
遠藤 より快適に使っていただけるよう、アプリの改良を続けます。現在はユーザーのレビューで採用希望が多い機能を加えること、また、アプリを利用している方が離脱しやすいポイントの改良に努めています。不動産検索の動きが活発になる1月-2月に向けて、どんどんエンハンス(性能や品質の強化・向上)して利便性を高めていきます。
松本 アプリならではの機能も積極的に追加していきたいと思っています。たとえば、「5段階の星」でブックマークするというのはアプリのオリジナル機能ですが、この他にも、「賃貸物件検索」アプリは、1Kの部屋を探す場合、20平方メートル以上1平方メートル単位で条件指定できるようになっています。1Kの部屋を借りる場合、20平米では狭いが25平米では広すぎるなど、微妙な単位で希望に合う、合わないということがあります。できるだけ希望に適う物件に出会えると好評です。
高田 アプリをiPadで表示した場合、「購入物件検索」の写真一覧画面は、まるでカタログを見ているように、大きな写真で美しく表示されるのもアプリらしい機能だと思います。このようなアプリらしい取り組みを推進し、ユーザーから支持される機能はPCにも展開するなど、PCとアプリの間で相互に刺激し合いながら、機能が充実していくという流れができればよいと思います。
遠藤 さらに、アプリの展開においては、ユーザーの方々へのプッシュ型の情報提供を、どのように行っていくのかという点を検討しています。賃貸も売買も、物件情報はリアルタイムで変化しています。ユーザーの方々の希望にピンポイントで適う条件の物件が出てきた場合、アプリの方からユーザーのスマートフォンに通知するという機能があれば、ユーザーに喜んでいただけると思います。このような検討も含め、不動産検索アプリとして、常に先頭を走ることができるよう、開発を続けたいと思っています。(編集担当:徳永浩)
@nifty不動産が提供しているスマートフォンアプリ「賃貸物件検索」「購入物件検索」のダウンロードが好調だ。
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2014-09-12 10:30