日本は10年も前に実現していた アップルが電子決済サービス発表=中国メディア

米アップルが新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)6」に電子決済サービス「Apple Pay(アップル・ペイ)」を搭載したことに対し、中国メディアの騰訊科技は12日、「日本では10年以上も前に携帯電話による電子決済サービスが実現していた」と伝えた。
記事は、「Apple Pay」について「人びとの消費行動を永久に変える画期的なサービス」との称賛があると伝える一方、携帯電話による電子決済サービスはすでに10年も前に日本で実現していたことを知っているだろうか?と読者に問いかけた。
さらに、2004年にNTTドコモが「おサイフケータイという電子決済サービスを開始した」と紹介、日本の携帯ユーザーは「おサイフケータイでサービスや商品購入の決済ができる」と伝えた。
続けて、「だからこそ日本の携帯ユーザーにとってApple Payは特に感動をもたらすサービスではない」とし、それどころか日本ですでに採用されているNFC(近距離無線通信技術)とApple Payの直接的な互換性がないことが懸念されていると伝えた。
さらに、NTTドコモをはじめとする日本企業はアップルと電子決済サービスで競争することになるとし、「日本企業はこれまでも新しい技術で斬新なサービスを世界に先駆けて展開するも、海外の後発企業との競争に敗れる例があった」と指摘。過去には世界初の携帯電話IP接続サービスである「i-mode」が海外市場の開拓に失敗した例があると論じた。
また、アップルが08年にiPhoneを日本市場に投入して以来、「おサイフケータイ」ユーザーは減少しているとし、「Apple Pay」の登場によってさらに競争が激化するとの見通しを示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
米アップルが新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)6」に電子決済サービス「Apple Pay(アップル・ペイ)」を搭載したことに対し、中国メディアの騰訊科技は12日、「日本では10年以上も前に携帯電話による電子決済サービスが実現していた」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-09-12 15:45