【本日注目の通貨ペア】ドル/円:米8月小売売上高は利上げ観測を後押しするか

 ドル/円は12日の東京市場で107.30円台まで続伸して2008年9月19日以来の高値を示現した。FOMCを来週(16-17日)に控えて、米金融政策の早期正常化への期待が高まっている事がドル高の最大の原動力だ。  こうした中、本日発表される米8月小売売上高は重要な意味を持ちそうだ。市場は、米8月雇用統計がやや期待はずれの結果だったにもかかわらず、それを無視する形で強引に早期利上げ期待の形成に動いた感がある。それだけに、小売売上高も弱いとなれば、ドル買いの流れに水を差す事になり、週末のポジション調整を促すと見られる。  もっとも、8月は自動車販売が好調であった事が既に伝えられており、小売売上高が大きく予想を下回る可能性は小さい。もし、高めの事前予想(前月比+0.6%)を超える強さとなれば、米7-9月期GDPの上ブレ期待に繋がると見られ、市場はFOMCのタカ派化観測を一段と強めてドル買いに傾く可能性がある。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ドル/円は12日の東京市場で107.30円台まで続伸して2008年9月19日以来の高値を示現した。FOMCを来週(16-17日)に控えて、米金融政策の早期正常化への期待が高まっている事がドル高の最大の原動力だ。
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2014-09-12 18:00