【相場展望】日経平均が円安スピード感に追いつく展開、昨年暮れ高値奪回へ
■相場展望(9月8~12日)
木曜(11日)には円相場が約6年ぶりに一時1ドル=107円台まで下落したことで、主力の輸出株を中心に大型株が買われ、3日から続いていたミニボックス圏の上限を突破。週末も大型株物色が続き、日経平均は一時1万6000円間近まで上昇。
ただ、週末は利食い売りや連休を控えた手仕舞い売りで伸び悩んだものの、来週の東京株式市場はじり高基調が継続しそうだ。ドル高/円安基調が引き続き日本株を支援することが予想されるが、円安のスピード感を勘案するとむしろ株高の上昇が追い付いていない感触だ。
それに、日経平均はTOPIXにも追い付いていない。TOPIXは12日に1313ポイントと、昨年12月の1306ポイントを更新、日経平均より一足早く新展開入りしている。日経平均については昨年12月30日の1万6291円へ奪回は時間の問題と見られる。
投資主体別売買状況では外国人が、前週の売り越しから一転、買い越しに転じた。また、裁定取引も9月1~5日の週は8339万株の増加で、22億100万株となった。今週に入っても8日1292万株、9日665万株、10日2220万株の増加と買い越しを引き継いでいる。海外投資家の買いが継続するようだと、相場の腰付きも強いものになりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
木曜(11日)には円相場が約6年ぶりに一時1ドル=107円台まで下落したことで、主力の輸出株を中心に大型株が買われ、3日から続いていたミニボックス圏の上限を突破。週末も大型株物色が続き、日経平均は一時1万6000円間近まで上昇。
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2014-09-13 17:45