日経平均は52円安で寄り付く、ソフトバンク上昇で下値限定的

 連休明け16日の日経平均株価は前週末比52円23銭安の1万5896円06銭で寄り付いた。連休中の米国株は高安まちまちで方向感が乏しく、ドル・円は107円台前半で上値が重くなっているため、日経平均は下落して寄り付いた。ただ、売り込むような動きはみられず、朝方の時点で下値は限られている。  個別では、15年7月期業績予想が市場コンセンサスを下回ったエイチーム <3662> が下落した。15年4月期業績予想を下方修正したMICS化学 <7899> も安い。15年4月期第1四半期で赤字幅が拡大したインスペック <6656> も売りが出ている。15年7月期で増収増益を見込んだ明豊エンタープライズ <8927> は利益確定売りが先行した。  半面、アリババ集団の公開価格の仮条件引き上げが伝わり、ソフトバンク <9984> が高急伸した。iPS細胞を使った手術が実施されたことを受けて、タカラバイオ <4974> や新日本科学 <2395> なども買われた。ICカードを認証装置にかざさなくても認識できるシステムを開発したと伝わった日本信号 <6741> も堅調。(編集担当:宮川子平)
連休明け16日の日経平均株価は前週末比52円23銭安の1万5896円06銭で寄り付いた。
japan,economic
2014-09-16 09:15