稲葉製作が軟調、今7月期の業績伸び悩みで失望売り

 稲葉製作所 <3421> が調整。前場に一時、67円安(4.8%安)の1324円まで売られる場面があった。  12日引け後、同社は前7月期決算を発表。売上高は前年同期比5.3%増の307億5600万円、営業利益は同26.1%増の24億300万円となった。  6月に上方修正した見通しとほぼ同水準での着地となった。主力の物置が消費増税前の駆け込み需要や全国的な防災意識の高まりから大幅増収となり、利益増にも貢献した。  ただし、6月の増額修正後にすでに株価が急騰していることに加え、同時に開示された今期計画が、売上高266億3000万円(前期比0.4%増)、営業利益が25億6000万円(同0.3%増)と伸び悩みを予想していることから、一気に失望売りが広がったもようだ。(編集担当:片岡利文)
稲葉製作所が調整。前場に一時、67円安(4.8%安)の1324円まで売られる場面があった。
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2014-09-16 12:45