日経平均は36円安で取引終了、連日高の反動で利益確定売り優勢

 16日の日経平均株価は前週末比36円76銭安の1万5911円53銭と6営業日ぶりに反落して取引を終えた。連日高の反動もあって利益確定売りが優勢となった。ただ、ソフトバンク <9984> など指数寄与度の高い銘柄の一角が買われたため、日経平均の下値は限られ、ドル・円が下げ渋ったことを支えにし、前週末終値に接近する場面もあった。  個別では、東京ドーム <9681> が14年7月中間期の決算発表をきっかけに利益確定売りが先行。14年7月期で計画下ブレのファーマフーズ <2929> も軟調。15年4月期第1四半期で赤字幅が拡大したインスペック <6656> も売りが優勢となった。外資系証券による投資判断の引き下げが観測されたアルバック <6728> もさえない。15年4月期業績予想を下方修正したMICS化学 <7899> も安い。  半面、トランスアジア社との資本業務提携を発表した総医研ホールディングス <2385> や株式分割などを発表した扶桑化学工業 <4368> などはストップ高を演じた。理研によるiPS細胞を使った手術実施を受け、新日本科学 <2395> など再生医療関連銘柄が急動意した。15年2月期業績予想を上方修正したディップ <2379> も高い。(編集担当:宮川子平)
16日の日経平均株価は前週末比36円76銭安の1万5911円53銭と6営業日ぶりに反落して取引を終えた。
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2014-09-16 15:00