中国、インドに日本の3倍額を投資? 中国政府「やみくもに日本と争うことはしない」=中国メディア

 中国メディア・環球時報は16日、中国が今後5年間で1000億ドル(約10兆7000億円)をインドに投資するとの情報について、中国側が否定したことを報じた。  記事は、インドメディアが先日「中国は今後5年間でインドに1000億ドルを投資する」とし、ムンバイ総領事が「習近平主席の訪印中に、日本が取りつけた金額の3倍にあたる1000億ドルを投資する。おもに鉄道や道路などのインフラ近代化、自動車製造、食品加工などの工業団地づくりに用いられる」とコメントしたと報じたことを伝えた。  そのうえで、15日にムンバイ総領事館に確認したところ「総領事はインドメディアに対して1000億ドルという数字は示しておらず、インドメディアが勝手に出してきた数字だ」とコメントしたことを紹介した。  記事はまた、駐インド大使館の参事官も同日「5年で1000億ドルと約束したことはまったくない」と否定したほか、着任したばかりの楽玉成駐インド大使も先日「わが国が日本と盲目的な対印投資競争を行うことは絶対にない」と語ったことを併せて伝えた。  なお中国の習金平国家主席は18日、インドの首都ニューデリーでモディ首相と会談を行い今後5年間で200億ドル(2兆1600億円)の投資を行うことを表明している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・環球時報は16日、中国が今後5年間で1000億ドル(約10兆7000億円)をインドに投資するとの情報について、中国側が否定したことを報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-09-16 16:15