日経平均終値は22円安、朝高後に上げ幅を縮小し安値引け
17日の日経平均株価終値は、22円86銭安の1万5888円67銭と小幅続落。
早期利上げ懸念の後退から、前日のNYダウが100ドル高と続伸。外国為替市場でドルが107円台前半で落ち着いていることも好感され、日経平均は36円高の1万5948円で寄り付いた。
日経平均は直後に1万6000円近くまで買われたものの、その後は今晩まで開かれるFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果を前に、警戒ムードが強まり、徐々に上げ幅を縮小。後場には前日終値付近でのもみ合いとなり、22円安と安値引けで取引を終了した。
個別株では、9月中間期予想が利益減額となったエフ・シー・シー <7296> が大幅安。三井不動産 <8801> や三菱地所 <8802> など不動産株が弱含んだほか、AV機器事業の分離方針を発表したパイオニア <6773> は朝高後に売り転換。前日に急騰したソフトバンク <9984> は反動安に見舞われた。
一方、ソフトバンク系と車載用OSを共同開発と報じられたユビキタス <3858> や、今3月期業績や配当予想を上方修正したFCM <5758> がストップ高まで買われ、外食好調で8月中間期が最高益更新となったアークランドサカモト <9842> も一時ストップ高を付けた。
ほかにも、高機能ミシンの増産計画が報じられたJUKI <6440> が急騰。9月中間期が最高益更新と観測されたコムチュア <3844> も大幅高となり、カジノ施設運営のJBAの第三者割当増資を引受けたアドアーズ <4712> 、自社株消却が好感されたリズム時計工業 <7769> も買われた。
業種別では、鉱業、小売、医薬品株が底堅い動きを見せたものの、海運、不動産、ノンバンク、パルプ・紙、電力・ガス株などが軟調となっている。(編集担当:片岡利文)
17日の日経平均株価終値は、22円86銭安の1万5888円67銭と小幅続落。
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2014-09-17 14:15