ドイチェ・アセット、マイナス金利など異例の欧州市場を見通すセミナー

 ドイチェ・アセット・マネジメントのポートフォリオ・マネージャーらが欧州金融市場の行方について解説する「欧州セミナー」が2014年10月8日(水)に東京国際フォーラムで開催される。「危機からの脱却、そしてこれから」をテーマに、2010年の欧州債務危機を脱しつつなる中で勃発したウクライナ問題や景気後退懸念など、難しい局面を迎えている欧州経済の行方について、投資のエキスパートとしての見解を披露する。(写真は、ドイチェ・アセット&ウエルス・マネジメントのジョン・ハモンド氏)  欧州中央銀行(ECB)は9月4日に市場が予想していなかった政策金利の引き下げを行い、短期買いオペ金利を史上最低の0.05%とした。下限金利の中銀預金金利はマイナス0.2%にまで引き下げた。中銀預金金利のマイナス金利は2014年6月から継続している。しかし、依然として緊迫が続くウクライナ情勢が先行きを不透明にしているため、金利の引き下げによる景気刺激効果は限定的だ。  欧州では、すでに金利の引き下げが下限に達しているため、今後は、米国FRBが実施したような大規模な資産の買い入れによる「量的緩和(QE)」に踏み込むかどうかが検討されている。相次ぐ金利引き下げによってユーロは、6月から大きく下落したが、今後の株式、債券、不動産(リート)市場の行方が気になるところ。  欧州市場全般についてドイチェ・アセット・マネジメント運用部ポートフォリオ・マネージャー ディレクターの加藤善将氏が基調講演として語る。また、欧州リートについてロンドンからドイチェ・アセット&ウエルス・マネジメントの欧州不動産投資信託(REIT)責任者のジョン・ハモンド氏が来日して講演。そして、欧州ハイ・イールド債券の見通しについて、ドイチェ・アセット・マネジメント運用部ポートフォリオ・マネージャー アシスタント・ヴァイス・プレジデントの吉田一貴氏が解説する。   セミナーの主催はモーニングスター。セミナーへの参加は無料で、定員は400名。開会は18時30分で、20時30分に閉会の予定。(編集担当:風間浩)
ドイチェ・アセット・マネジメントのポートフォリオ・マネージャーらが欧州金融市場の行方について解説する「欧州セミナー」が2014年10月8日(水)に東京国際フォーラムで開催される。(写真は、ロンドンから来日するドイチェ・アセット&ウエルス・マネジメントのジョン・ハモンド氏)
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2014-09-17 15:45