新エネルギー車の普及に取り組む中国政府=中国メディア

 中国メディア・北京商報は17日、中国政府・交通部が16日に発表した「新エネルギー自動車の普及・応用の実施を加速することにかんする意見」のパブリックコメント募集稿を発表、2020年までに交通運輸分野で30万台の新エネルギー自動車を普及させることを盛り込んだと報じた。  記事は「意見」が、20年までにバス、タクシー、輸送車両などの分野において新エネルギー車の総数を30万台に到達させ、関連サービス設備の完備を目指すとしたことを紹介。都市の交通運輸における排気ガス削減貢献率を20%とする目標や、各地方における新エネルギー車に対するナンバー制限、購入制限政策の不実施を盛り込んだとした。  そのうえで、アモイ大学中国エネルギー経済研究センターの林伯強主任が「新エネルギー車はコストが高く、競争力が弱い。普及において行政の支援や関与が必要だ」と解説、国有企業が運営する交通輸送分野での普及は容易である一方、自家用車における普及には困難が伴うとの見解を示したことを伝えた。  林氏はまた、ナンバー制限、購入制限の不実施は新エネルギー車の販売にかなりのプラス要素となると見る一方で、「北京、上海、広州などの都市では普及に対する負担になる可能性がある。普及政策のテスト運営を行って車両台数を増やしてから、各都市の状況に政策を対応させるべき」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・北京商報は17日、中国政府・交通部が16日に発表した「新エネルギー自動車の普及・応用の実施を加速することにかんする意見」のパブリックコメント募集稿を発表、2020年までに交通運輸分野で30万台の新エネルギー自動車を普及させることを盛り込んだと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-09-17 17:00