円安が進めば韓国経済にダメージか=中国メディア

 中国メディアの匯通網は16日、韓国の中央銀行である韓国銀行の李柱烈総裁の発言として、「円安の進行は韓国経済にダメージをもたらす可能性がある」と論じた。  記事は、李柱烈総裁が一部の国会議員との対談に向けて準備した原稿において、政策金利による経済の下支え効果が近年は薄れてきていると指摘したことを伝え、「輸出に依存する韓国経済は、外需の影響によって低成長・低インフレという状況にある」としたことを紹介した。  また、李柱烈総裁は韓国の通貨ウォンについて、「複雑な外部環境のもとにある」との認識を示し、米国の利上げと日本の追加緩和の可能性を示唆したうえで「円安がさらに進めば韓国経済はダメージを受ける可能性がある」と論じた。  記事は、「投資家らは韓国銀行が早ければ10月にも政策金利を引き下げると見ている」とし、8月の金利を引き下げは「韓国政府の圧力によるものだったと考えられている」と指摘。  さらに李柱烈総裁が「韓国銀行は利上げを行うことはできない」と指摘したことを紹介、金融政策は為替をターゲットとせず、インフレ率をはじめとする複数の要素を考慮して決定すると論じたことを伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの匯通網は16日、韓国の中央銀行である韓国銀行の李柱烈総裁の発言として、「円安の進行は韓国経済にダメージをもたらす可能性がある」と論じた。(イメージ写真提供:123RF)
korea,economic,japan
2014-09-18 09:45