スター精密が8%高、9―11月期の業績回復を好感
スター精密 <7718> が急騰。午前11時7分に100円高(8.1%高)の1340円まで買われ、昨年(13年)12月24日の高値1264円を上抜いた。
同社は8日引け後、今2月期の第3四半期業績を発表。売上高は298億600万円(前年同期比6.2%増)、営業利益は12億6800万円(同12.7%減)、純利益は7億9600万円(同63.3%減)となった。
工作機械事業の需要が米国市場や東アジア市場で堅調に推移。特機事業は北米や国内需要が堅調だったものの、欧州や中国では市況低迷が響いた。精密機器事業では腕時計部品が下期に入り需要が回復、一方で、非時計部品では自動車部品の需要が海外で落ち込み、HDD駆動装置向けも需要が減少したという。また、前期に受取保険金を特別利益として計上していたため、純利益は大幅減となっている。
同社の通期業績予想は、売上高が413億円(前期比9.1%増)、営業利益25億円(同58.3%増)、純利益は17億円(同26.1%減)の計画を据え置いている。
3Q時点の進ちょく率は営業利益で50.7%、純利益で46.8%と低いものの、9―11月期の営業利益が7億7000万円と中間期までの4億9800万円から急回復していることもあり、第4四半期のさらなる業績回復に期待した買いが入ったもようだ。(編集担当:片岡利文)
スター精密が急騰。午前11時7分に100円高(8.1%高)の1340円まで買われ、昨年(13年)12月24日の高値1264円を上抜いた。
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2014-01-09 11:00