減額のソニー急落、悪材料出尽しとなるか、「巨像」立ち上がりにはなお時間必用とも

  業績減額のソニー <6758> が、209円安の1914円と急落、9月1日以来となる2000円台を割り込んだ。   2015年3月期について、17日、下方修正を発表した。7月時点の予想に対し営業損益では利益1400億円が赤字400億円、最終損益では赤字500億円が赤字2300億円へ拡大する。9月中間期の配当は見送り、期末配当についても「未定」。スマホの不振が響いているという。   マーケットでは、「バブル崩壊とリーマンショックの影響で多くの名門優良企業が業績不振に陥ったものの、その後のリストラで見事に復活を果たしているところは多い。当然、ソニーに対しても今度こそという復活の期待は強かったが裏切られてしまった」(中堅証券)。   今回の減額で、業績においても株価面においても今度こそ悪材料出尽くしとみたいところではある。ただ、戦後一貫して高成長を続け、政界的マンモス企業となっているだけに巨像が立ち上がるには、まだ時間がかかるかもしれない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
業績減額のソニー<6758>が、209円安の1914円と急落、9月1日以来となる2000円台を割り込んだ。
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2014-09-18 12:15