シティ証が味の素の目標株価を引き上げ
シティグループ証券が17日付で、味の素 <2802> に対するリポートを発行している。
味の素は10日に米国の食品メーカーであるウィンザー・クオリティ・ホールディングス社を買収すると発表しているが、これにより、従来の東南アジア・南米などの加工食品に加え、北米での日本食冷凍食品や乳牛用リジン製剤「AjiPro―L」などが成長ドライバーに加わると指摘。地域ポートフォリオの厚みが増すと評価している。
同証券では、ウィンザー社買収による味の素の営業利益押し上げ効果について、来16年3月期は25億円、17年3月期は44億円と観測。ウィンザー社の生産・物流・販売網を取得することで、中長期的な利益率の向上も見込まれることから、「今回の買収金額はやや割安」とコメントした。
これらの要因もあり、同リポートでは味の素のターゲットプライスについて、2000円から2250円に引き上げ。投資判断は「買い」継続としている。
味の素の18日の株価は、午後1時20分に73円高(4.2%高)の1814円まで買われている。(編集担当:片岡利文)
シティグループ証券が17日付で、味の素に対するリポートを発行している。
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2014-09-18 13:30