「iPhone 6」組み立てフル稼働も生産追いつかず＝中国メディア

　米アップルはこのほど、最新スマートフォン「ｉＰｈｏｎｅ　６／ｉＰｈｏｎｅ　６　Ｐｌｕｓ」の事前予約数が受付開始から２４時間で４００万台を超えたことを明らかにした。「ｉＰｈｏｎｅ　６」の受託製造を行っている富士康（フォックスコン）では、生産ライン１００ラインをフル稼働し、労働者２０万人が残業して「ｉＰｈｏｎｅ　６」の生産を行っているという。香港メディアの鳳凰網が報じた。 　記事は、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの報道として、フォックスコンの鄭州工場では生産ラインをフル稼働し、「ｉＰｈｏｎｅ　６」の組み立てを行っているとする一方、「それでも事前予約分を満たすことができない」と伝えた。 　中国の大手ＩＴ調査会社ｉＳｕｐｐｌｉによれば、「ｉＰｈｏｎｅ　６」の８０％、「ｉＰｈｏｎｅ　６　Ｐｌｕｓ」はすべてフォックスコンが組み立てを担当する。フォックスコンの１日あたりの生産台数は「ｉＰｈｏｎｅ　６」が４０万台、「ｉＰｈｏｎｅ　６　Ｐｌｕｓ」が１４万台だが、記事は「フォックスコンは生産ラインを増設しているが、それでも需要に生産が追いつかない状況」と報じた。 　「ｉＰｈｏｎｅ　６／ｉＰｈｏｎｅ　６　Ｐｌｕｓ」の事前予約数が受付開始から２４時間で４００万台を超えたことについて、記事は華融証券の分析として、「ｉＰｈｏｎｅ人気の高さを示すもの」と指摘、さらに「事前予約数の多さは予想どおり」と論じた。 　また記事は、フォックスコンにとって「ｉＰｈｏｎｅ　６／ｉＰｈｏｎｅ　６　Ｐｌｕｓ」の組み立て受注量は「ｉＰｈｏｎｅ５　Ｓ／ｉＰｈｏｎｅ　５Ｃ」を大きく上回るものの、ディスプレイのサイズが大きくなり、本体も薄くなったことで組み立ての難度も上昇したと論じた。（編集担当：村山健二）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）