ベクトルは下値水準に到達、連続最高益

  ベクトル <6058> (東マ)は、下値水準に接近している。連続最高益更新見通しで、今後も成長が続くと期待されており、ここから下押す場面は買い妙味が膨らもう。   同社は、PR企画立案及び実施、PR業務代行・コンサルティング、ブランディング業務、IRコミュニケーション、キャスティング、リスクマネジメント業務、マーケティングリサーチ業務、イベントの企画/実施、SNSコミュニケーション、マーケティングを行っている。   足元の業績は、今3月期第1四半期売上高が17億7400万円(前年同期期比12.7%増)、営業利益が1億6800万円(同1.4%減)、経常利益が1億6300万円(同5.4%減)、純利益が9900万円(同3.3%増)に着地。   PRカンパニーでは業績は安定的に成長。KPIである売上高総利益122%で推移。台湾での受注増加に伴いベクトル香港が台湾支社を設立。テクノロジーカンパニーではPRTIMESで利用企業数7,000社を突破。年内に、利用企業数8,000社を目指している。PR商社カンパニーではバイオ事業に参入し、株式会社ビタブリッドジャパンを設立。6月26日より「ビタブリッドC」の国内販売を開始し、順調な滑り出し。全体としては、積極的な営業活動の継続で増収だが、事業拡大に伴う積極的な人員採用により一時的に販管費が増加したため減益着地。   通期業績予想は、売上高が78億3000万円(前期比21.2%増)、営業利益が12億5000万円(同37.5%増)、経常利益が12億5000万円(同37.4%増)、純利益が6億5000万円(同27.2%増)と2ケタ増収増益の連続最高益更新を見込んでいる。年間配当は未定としている。同社は既存のPR事業(PRTIMES、M&Aを含む)をベースに、新規事業(PR商社事業・投資事業)を展開し、『グループ営業利益総額50億円』を中期目標に掲げているが、PRTIMESが順調に数字を伸ばしており、今後も成長が続くと期待される。   株価は、6月30日につけた分割後の高値1855円から8月8日安値1350円まで調整を挟んで8月28日高値1650円と上昇。再度、下値を探る動きとなっている。同社は、日本企業が海外進出する際に行うPR業務を受注し案件を獲得していることが注目される。日本企業がASEAN地域の新拠点での事業展開の推進に際し、同社によるサービス提供拡大が見込まれる。株価は、1400円割れの下値水準に接近しており、ここから下押す場面は買い妙味が膨らもう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ベクトル<6058>(東マ)は、下値水準に接近している。連続最高益更新見通しで、今後も成長が続くと期待されており、ここから下押す場面は買い妙味が膨らもう。
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2014-09-19 10:15