桑山は年初来高値に接近、利回り2.8%、PER8倍、業績良好
総合ジュエリーメーカーの桑山 <7889> (JQS)は、7月24日につけた年初来の高値638円に肉薄している。業績好調見通しで割安感があり、モミ合い上放れが期待されることから注目したい。
同社は、総合ジュエリーメーカーとして、オリジナルジュエリーをはじめとした各種製品の企画・デザインから生産、販売、サービス、さらにOEM/ODMまで手がけている。足元の業績は、今15年3月期第1四半期売上高74億1900万円(前年同期比10.7%減)、営業利益3億0700万円(同0.4%増)、経常利益3億1200万円(同2.0%減)、純利益2億3100万円(同0.7%増)と着地。消費税引き上げなどにより前年同期に比べ売上が減少したものの、開発力や調達力を生かした付加価値の高い新製品や、新規販路向けの製品の販売比率が増えたため、純利益では前年同期並みの実績を確保。
通期業績予想は売上高378億円(前期比同5.5%増)、営業利益15億2000万円(同4.0%増)、経常利益13億5000万円(同4.2%増)、純利益8億2500万円(同3.1%増)を見込んでいる。年間配当18円(第2四半期末9円 期末9円)を予定している。同社は、国内外の製造拠点の連携による製造・開発の最適化とIT技術の積極利用により、製造技術の改善とより付加価値の高い製品の開発を目指している。これにより国内では引き続きシェア拡大。海外では、中国市場への深耕を中心に一層の売上拡大を狙い、中国での営業拠点を増強し、現地ニーズを捉えた営業活動を行っている。
株価は、620円を軸に40円幅のモミ合いとなっている。円安進行は株高をもたらし宝飾品の消費を促すほか、外国人観光客の増加で高級パールの販売増も期待される。今期予想PER8倍台、PBR0.45倍と割安感があり、配当利回り2.8%と利回り妙味もソコソコある。週足では13週移動平均線、月足でも9カ月移動平均線がサポートしており、モミ合いを上放れし、昨年5月高値696円奪回を視野に入れよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
総合ジュエリーメーカーの桑山<7889>(JQS)は、7月24日につけた年初来の高値638円に肉薄している。業績好調見通しで割安感があり、モミ合い上放れが期待されることから注目したい。
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2014-09-19 10:30