双日は積極的な投資へ転換の時期を迎える、非資源分野に注力
双日 <2768> の今2015年3月期の、第1四半期は順調な滑り出しとなった。第1四半期の純利益は前年同期比11,9%増の88億0100万円となった。会社側見通しに対する進捗率は27%に達した。
機械は黒字に転換。アジアおよびロシアの自動車事業が堅調に推移したが、ベネズエラの自動車事業は外貨送金規制に伴う部品輸入制限による操業低下などの影響があった模様。化学、生活産業は前年同期比較では小幅減益となったものの、通期見通しに対しては、堅調な推移となった。
同社は2003年にニチメン、日商岩井の経営統合により発足後、抜本的な財務リストラによる財務体質の改善を進めた。低採算事業からの撤退、保有不動産の売却などを進めたことで自己資本が減少し、優先株式などを発行。その後、中国など新興国の高い経済成長などの経営環境の改善、業績の拡大を背景に、優先株式などの買入消却を終了し、財務リストラに一定のメドをつけた。
次は攻めの局面に移行し、今期の投融資は850億円を計画。6割を非資源分野に配分し、今後の成長が見込まれる食料およびアジア新興国のインフラ・環境関連に注力する方針。
インフラプロジェクト、航空機関連事業などの収益が好転する見通しのほか、エネルギー・金属も大幅な増益が予想されている。化学はアジア中心に合成樹脂関連事業が堅調に推移、工業塩事業なども底堅く推移した模様。減速を見込んでいたタイの肥料事業は巡航速度での推移。海外工業団地事業なども順調に推移している。
この結果通期の純利益は330億円と前期比21%増益が見込まれている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
双日<2768>(東1)の今2015年3月期の、第1四半期は順調な滑り出しとなった。第1四半期の純利益は前年同期比11,9%増の88億0100万円となった。
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2014-09-19 12:00