日経平均終値は253円高、年初来高値を更新
19日の日経平均株価終値は、253円60銭高の1万6321円17銭と大幅続伸。 終値では2007年11月以来、6年10カ月ぶりの水準を付けている。
前日NYダウが109ドル高と連日で過去最高値を更新したことで、日経平均も寄り付きから大幅に上昇。110円37銭高の1万6177円94銭で取引をスタートし、取引時間中の最高値を更新した。
その後も外国為替市場で円安が進行し、ドルが109円台を付けたことが好感され、日経平均は上げ幅を拡大。主力株を中心に買いが優勢となり、午後0時50分には297円高の1万6364円まで買われた。
個別株では、抗がん薬が米国で特許査定を受けたラクオリア創薬 <4579> が急騰。8月中間期の営業利益が5%増と見通されたハイデイ日高 <7611> や、国内証券が投資判断を引き上げた日野自動車 <7205> 、今8月期の営業大幅増益が観測されたエヌ・ピー・シー <6255> なども大幅高となった。
フェライトコアの新製品を開発したと報じられらたトミタ電機 <6898> はストップを付けた。
一方、中期経営計画の発表で成長率の鈍化が懸念されたカナモト <9678> が大きく売られたほか、9月中間期予想で営業赤字が想定よりも拡大した京三製作所 <6742> が弱含んでいる。今週に大幅高しているスターバックス コーヒー ジャパン <2712> も軟調となっている。
業種別では、ほとんどのセクターが上昇。機械、保険、金属製品、鉄鋼、自動車株などが大きく買われた。(編集担当:片岡利文)
19日の日経平均株価終値は、253円60銭高の1万6321円17銭と大幅続伸。
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2014-09-19 14:45