ドコモ、新ｉＰｈｏｎｅ発売で「長く付き合える総合力」をアピール

　ＮＴＴドコモは２０１４年９月１９日、東京・有楽町のドコモショップ丸の内店で、「ｉＰｈｏｎｅ６、ｉＰｈｏｎｅ６　Ｐｌｕｓ発売記念セレモニー」を開催した。午前８時の店舗オープンのカウントダウンで始まったセレモニーには、特別ゲストに俳優の渡辺謙さん、堀北真希さんを迎え、代表取締役社長の加藤薫氏も出席し、新型ｉＰｈｏｎｅを求めて店頭前で待っていた顧客を出迎えた。加藤社長は、「ドコモがｉＰｈｏｎｅを取扱い始めて２年目。ネットワークや料金プラン、そして、全国２４００のドコモショップでのおもてなしなど、総合的なサービス力を結集し、長くお付き合いいただけるのはドコモという価値を訴えていきたい」とアピールしていた。（写真はＮＴＴドコモの新型ｉＰｈｏｎｅ発売記念セレモニーで左から堀北真希さん、ＮＴＴドコモ社長の加藤薫氏、一番乗りの顧客、渡辺謙さん。サーチナ撮影） 　新型ｉＰｈｏｎｅ発売セレモニーで１番乗りを果たした男性は、９月１５日（月）の２０時から並び、１９日（金）の早朝まで３日半も発売を待ち続けていた。加藤社長から、手渡しでｉＰｈｏｎｅ６　Ｐｌｕｓを渡され、「（ｉＰｈｏｎｅ６　Ｐｌｕｓは）大きいという前評判だったが、実際に手に持ってみると、しっくり手に収まって軽い」と感激。加藤社長は、その男性について「昨年も１番乗りをしていただいたので覚えています」と、再会を喜んだ。 　渡辺謙さんは、「長い間、新型ｉＰｈｏｎｅの発売を楽しみに並んでおられた方々には、長い夜は大変だったと思いますが、台風が来る前に発売日を迎えられて本当に良かったと思います。私もｉＰｈｏｎｅ６　Ｐｌｕｓの大きさを楽しみに待っていました。これからも、誰かとつながることをサポートしているドコモを応援していきたい」と新型ｉＰｈｏｎｅの発売を祝った。 　また、「ｉＰｈｏｎｅ６のゴールドが気になっています」という堀北真希さんは、「新しいｉＰｈｏｎｅが世の中に出ていく日に立ち会えてワクワクしました。これから家族と一緒に、ｉＰｈｏｎｅ６の大きな画面でいろいろと使ってみて、楽しんでいきたいと思います」と語っていた。 　加藤社長は、２年目を迎えたｉＰｈｏｎｅの取扱いについて「昨年は初めてのことで、発売初日にはドコモショップ２４００店で一斉に開始することもできず、お客さまには何かとご不便をおかけしましたが、今年は、万全を期して発売を迎えることができました。供給量についてもｉＰｈｏｎｅ５Ｓよりも充実しているので大丈夫です」と２年目の進化に自信を示した。 　「６」と「６　Ｐｌｕｓ」の予約状況については、「やや６の方が予約数では上回っているが、６　Ｐｌｕｓには意外なほど女性からのお申込みも多く、どちらが人気があるかということは今のところ言い切れない」と語っていた。 　さらに、ｉＰｈｏｎｅを巡っては、同じ機種をキャリア３社で競合し、販売合戦が激しく繰り広げられるが、「ネットワークや新料金プラン、また、全国２４００のドコモショップでのおもてなしの力など、ドコモの総合力で、“やっぱり長くお付き合いいただけるのはドコモ”と思っていただけるようにしたい」と、総合的なサービス品質で優位性があると強調した。そして、「ｉＰｈｏｎｅがなかったことで離れてしまわれたお客さまに、ドコモに戻ってきていただきたい」と、旧型ｉＰｈｏｎｅの下取りサービスなどでＭＮＰ（モバイルナンバーポータビリティ）でも顧客増につなげたいとした。 　一方、新料金プラン「カケホーダイ＆パケあえる」については、「長く使っていただくとお得になる料金プランというだけでなく、家族に若い方がいる場合の割引、使い残したデータ量の繰り越し、１Ｇずつのデータ割り増し、家族でシェアなど、１つのプランながら多角的な面を持っていることが特徴です。うまく、利用していただくことで新プランのメリットを実感していただけると思うので、ドコモショップなどを通じて最適なプランのご提案を積極的に行って新料金プランへの理解を求めていきたい」と語っていた。 　そして、厳しい競合に勝ち残っていくポイントについて「お客さまのニーズに合わせて変わっていくこと。お客さまとともにサービス内容もフレキシブルに変化していくことで、お客さまともども発展していきたい」と語っている。「最後はお客さまが決めてくださること。安心のネットワーク、使いやすい料金プランなど、長く付き合う先はどこなのか？　ドコモのサービスを追求していくことで、自ずと結果は出てくるもの」と、モバイル通信のリーディングカンパニーとしての矜持をのぞかせていた。（編集担当：風間浩）