【相場展望】日経平均は円安のスピードをキャッチアップする展開に
(9月22~26日)
19日は、円が一気に109円台に突入し、日経平均は昨年12月の高値1万6291円を抜き去る忙しい1日となった。特に、日経平均の高値更新は、もみ合い放れの象徴的な出来事であった。
それを可能にしたのは急ピッチで進む円安である。ここへきて為替に対する感応度が上がっており、買いの主体がヘッジファンドを中心とする投機筋と考えられる。19日の海外相場では、急ピッチの円安に警戒感も強く、円安の利益確定売りも出ているようだ。
日経平均も状況は為替とまったく同じ。余勢を駆ってさらに一段高との見方と、一服して再上昇との見方に分かれている。3日連続で上昇したNY株高にも関わらず、日経平均先物の上値が重くなった19日のCMEの動きを見ると、基本的に今週はやや調整気味に推移しよう。
投資家別売買状況によると、直近9月2週(8~12日売買分)現在では、外国人が373億円買い越した。これで2週連続の買い越しになる。裁定買い残も同じく9月第2週の売買状況では、1億5520万株の増加の23億5600万株と増加した。ただ、今週に入っては16日に5486万株の大幅減となっており、方向性はまだ出ていないようだ。
なお主力株ではトヨタが8連騰となっており、主力輸出株の人気が続くか注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
19日は、円が一気に109円台に突入し、日経平均は昨年12月の高値1万6291円を抜き去る忙しい1日となった。特に、日経平均の高値更新は、もみ合い放れの象徴的な出来事であった。
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2014-09-20 17:15