米国の自動車市場 シェア縮小の現代自動車 日本車は円安で攻勢=韓国

 香港メディアの鳳凰網は19日、韓国メディアの報道を引用し、日本車メーカーの攻勢によって韓国の現代自動車グループの米国市場のシェアが縮小すると同時に経営環境が悪化していると伝えた。  記事は、現代自動車グループは米国市場のシェアが縮小するだけでなく、ロシアや中南米などの新興市場でもシェアが縮小しているとし、円安と新興市場における需要減退が現代自動車グループの収益構造に不利な影響をもたらしていると伝えた。  報道によれば、トヨタと日産の8月における米国市場でのシェアはそれぞれ前年同月比0.1%増の15.5%、同0.5%増の8.5%に達し、販売台数の伸びは同6.3%増、11.5%増となり、市場平均の5.5%増を大幅に上回ったと伝えた。販売台数の伸びでは、ホンダが同0.4%増だったほか、三菱自動車は同28.5%増、マツダは同11.4%増、スバルが同22.4%増と好調だったと指摘した。  一方、現代自動車グループの8月のシェアは5カ月ぶりに8%を下回り、7.9%に低下したと紹介。日本車メーカーが新車投入と円安という2つの切り札を利用し、積極的な販促を展開したことが現代自動車グループのシェア低下の理由だと論じた。  続けて記事は、「現代自動車グループの目下の難題は円安が加速していること」とし、円安が今後も継続する可能性があるため現代自動車グループの米国市場におけるシェアのさらなる低下は避けられないと論じた。続けて、アナリストの分析を引用し、「日本車メーカーは円安によって収益性が向上する一方、現代自動車グループはウォン高によって収益性が悪化している」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Alexandr Blinov/123RF.COM)
香港メディアの鳳凰網は19日、韓国メディアの報道を引用し、日本車メーカーの攻勢によって韓国の現代自動車グループの米国市場のシェアが縮小すると同時に経営環境が悪化していると伝えた。(イメージ写真提供:(C)Alexandr Blinov/123RF.COM)
economic,japan,korea
2014-09-21 22:00