今週の為替相場見通し(2014年9月22日-)=為替王

 猛烈な勢いでドル高・円安が進んでおり、先週は1ドル=109円に達しました。いったいどこまで円安が進むのか?この1カ月間の円安の流れが急激であるため、反落したり停滞したりする時期も挟むかと思いますが、すでに何度か解説しておりますように、年内に「1ドル=111円~115円を目指す大相場に発展する」との見方を維持します。  ポンド円については、先週のブログ記事で直前予想として「177~178円あたり」を具体的な反発目処として掲げました。スコットランド問題は世界的なニュースになりましたので、市場参加者が興奮しすぎて一時180円を超える場面もありましたが、結局、先週末の終値は177.6円と、予想通りの水準に落ち着きました。ひとまずターゲット到達、短期的な上昇トレンド完了との見方になります。  ユーロ円についても先週、予想通り1ユーロ=140円の大台を回復し、さらに、予想ターゲットゾーン(141~142円台)に入ってきました。141.2円あたりまで上昇したのですが、週末は140円を少し割れた水準まで戻ってきました。先週は一時的でしたので、今週もう一度しっかりと、ターゲットゾーンに入ってくることを期待したいです。ユーロドルについては先週も年初来安値をさらに更新して、ずるずると崩れるような形にはなっています。ただ、相場のモメンタム(勢い、潮流)は、下げ止まるような兆候も出ており、売り一辺倒はリスクが高いのではないかと思われます。具体的な重要ポイントは1.29台。そのあたりが節目になっており、もしも、しっかり超えてくるような展開になれば、比較的大きなユーロ反発局面につながることが想定されます。まだその動きすら出ていないので気が早すぎるとは思いますが、その場合は、少なくとも1.31~最大で1.33近くへ反発するシナリオも浮上します。(執筆者:為替王)
猛烈な勢いでドル高・円安が進んでおり、先週は1ドル=109円に達しました。いったいどこまで円安が進むのか?この1カ月間の円安の流れが急激であるため、反落したり停滞したりする時期も挟むかと思いますが、すでに何度か解説しておりますように、年内に「1ドル=111円~115円を目指す大相場に発展する」との見方を維持します。
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2014-09-22 08:45