バリューコマースは6月中間期が11.24増収、29.7%増益、通期2ケタ増益、株価は二番底形成

  バリューコマース <2491> はECサイトを対象とした成果報酬型広告「アフィリエイトマーケティングサービス」とオンラインモールに出店するストア向けの検索連動型広告「ストアマッチサービス」を提供している。足元の業績は、今12月期第2四半期売上高が62億6300万円(前年同期期比11.2%増)、営業利益が8億2800万円(同29.7%増)、経常利益が9億0200万円(同22.2%増)、純利益が5億1100万円(同7.4%増)に着地。アフィリエイトマーケティングサービス事業で、主にショッピング及び旅行分野の成果報酬型広告が好調。ストアマッチサービス事業で、前年度から取り組んでいるYahoo!ショッピング向けサービスの拡充が寄与し、2ケタ増収増益と好調に推移。   通期業績予想は、売上高が138億円(前期比14.9%増)、営業利益が16億5000万円(同23.1%増)、経常利益が18億1000万円(同18.9%増)、純利益が11億6000万円(同20.3%増)と2ケタ増収増益の連続最高益更新を見込んでいる。年間配当は目標配当性向30%以上で11円を予定している。同社は、ソフトバンクモバイル株式会社が新たに提供する、ネットショッピングなどでソフトバンクモバイルの携帯電話利用料金が値引きとなるオンラインモール「得するモール」の運営を6月30日から開始。ソフトバンクグループ、ヤフーグループ各社の強みを活かした収益最大化を図っており、15年12月期営業利益17億5000万円の中期利益目標の達成も視野に入る。   株価は、昨年11月高値1666円から本年3月20日安値790円、5月19日安値775円、8月8日に年初来の安値770円と売り直された後、800円割れで下値を固め出直る動きを強めつつある。同社は韓国通信大手KTの子会社、ケイティエムハウスと提携し、「LINE」や「フェイスブック」の友人に簡単に贈り物をするソーシャルギフトサービスを始めているが、ソフトバンクが出資検討と伝わっているLINEの上場接近で関連銘柄として大きく見直される可能性がある。矢野経済研究所の試算では、国内ソーシャルギフト市場は現在45億円(2013年見込み)、2020年には770億円へ拡大する観測しており、一段の成長が期待される。下値不安も少ないことから、上値抵抗線となっている26週移動平均線を突破し本格リバウンド相場に突入するか注目されそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
バリューコマース<2491>(東1)はECサイトを対象とした成果報酬型広告「アフィリエイトマーケティングサービス」とオンラインモールに出店するストア向けの検索連動型広告「ストアマッチサービス」を提供している。
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2014-09-22 11:45