日経平均は115円安で取引終了、ソフトバンクの下げが重しに
22日の日経平均株価は前週末比115円27銭安の1万6205円90銭と3営業日ぶりに反落して引けた。
休日の谷間で積極性が乏しく、前週末に年初来高値を更新した達成感もあって利益確定売りが先行。「岩田元日銀副総裁が足元の円安について行き過ぎと述べた」との報道でドル・円が弱含んだうえ、アリババ上場をきっかけに材料出尽くし感から売りが優勢となっていたソフトバンク <9984> が下げ基調を強めたことで、日経平均は下げ幅を150円程度に拡大する場面があった。
個別では、14年9月期業績予想を下方修正し、無配方針を明らかにしたオルトプラス <3672> が急落。14年9月中間期業績予想を下方修正した関西スーパーマーケット <9919> も軟調。14年8月中間期業績予想を下方修正したタカキュー <8166> は一段安となった。鹿島 <1812> はアルジェリアの高速道路工事を巡って現地政府との対立が深まっているとの一部報道が嫌気されてさえない動きとなった。
半面、東証1部への指定承認などが好感されたルネサスイーストン <9995> はストップ高配分され、ETCなどで使われるITSスポット基地用の電界強度測定器を開発したヨコオ <6800> も一時ストップ高を演じた。株主優待制度の新設を発表した第一屋製パン <2215> も急伸し、国内証券による強気の投資判断が観測された大研医器 <7775> も高い。(編集担当:宮川子平)
22日の日経平均株価は前週末比115円27銭安の1万6205円90銭と3営業日ぶりに反落して引けた。
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2014-09-22 15:00