【株式市場】円の反発を手控え要因に日経平均は反落し材料株に売買シフト
◆日経平均の前引けは1万6205円90銭(115円27銭安)、TOPIXは1330.88ポイント(1.03ポイント安)、出来高概算(東証1部)は19億5179万株
22日後場の東京株式市場は、日経平均が13時にかけて一時151円06銭安(1万6170円11銭)まで軟化し、前日(19日)の高値更新253円高からは反落となった。
海外で反発した円相場が後場さらに円高気味になったため、前引けは強かったトヨタ自動車 <7203> が軟調に転換し、「iPhone」新機種の人気を受けて前場に高値を更新した村田製作所 <6981> やNTTドコモ <9437> も14時前後からは軟調。ソフトバンク <9984> は中国アリババ集団の19日米国上場にともなう持分利益を発表したものの、出尽くし感が言われて朝から反落した。
このためか中小型の材料株に物色が集まり、9月26日の売買から東証1部に昇格するルネサスイーストン <9995> (東2)がストップ高、ソケッツ <3634> (東マ)は「au」携帯向けサービスなどが注目されストップ高、大泉製作所 <6618> (東マ)は8月の急騰から半値押し水準に届いたとされて調整終了とストップ高。
イー・ガーディアン <6050> (東マ)は無料通話アプリ「LINE」でのIDパス盗用報道などを受け、交流サイト監視システムなどが注目されての一時ストップ高、構造計画研究所 <4748> (JQS)はクラウド、iPS細胞、防災などの多角展開が言われてストップ高となった。
東証1部の出来高概算は19億5179万株(前引けは10億484万株)、売買代金は2兆682億円(同1兆420億円)。1部上場1830銘柄のうち、値上がり銘柄数は768(同660)銘柄、値下がり銘柄数は923(同1016銘柄)。
また、東証33業種別指数は16業種(同11業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、空運、銀行、卸売り、医薬品、石油・石炭、小売り、保険、輸送用機器、サービス、ゴム製品、鉄鋼などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
日経平均の前引けは1万6205円90銭(115円27銭安)、TOPIXは1330.88ポイント(1.03ポイント安)、出来高概算(東証1部)は19億5179万株。
economic
2014-09-22 16:30