日中がインドの高速鉄道プロジェクトをめぐる「競争激化」か=中国メディア

中国とインドがこのほどインドの高速鉄道網整備プロジェクトで協力することで合意したことについて、中国メディアの環球網は22日、「インドの高速鉄道プロジェクトをめぐる日中の争いを激化させる」と伝えた。
記事はインド紙のタイムズ・オブ・インディアを引用し、中国の習近平国家主席がインドを訪問し、インドの鉄道近代化に向けて「事業化調査や現有の鉄道路線の高速化」などにおいて協力することで一致したと紹介。
また、インド紙のデカンヘラルドがウェブサイトで「日本はすでにインド西部アフマダーバードとインド最大の都市ムンバイを結ぶ路線の事業化調査を行っている」と紹介したことについて、環球網は「インドの高速鉄道プロジェクトにおける日本の強みは中国より動きが先行していることだ」と論じた。
続けて、国内の主要都市を高速鉄道で結ぶ計画であるインドに対し、中国はこれまでに何度もインドに赴き、インド側と高速鉄道の建設や現有の鉄道路線の高速化について協議を行っていると指摘。
さらに中国が短期間で高速鉄道網を構築したことや、中国高速鉄道のコストが新幹線よりも安価であることをインド側は高く評価していると伝えたほか、タイムズ・オブ・インディアを引用し、「中国はインドにおける人材育成を重視しており、鉄道専門の教育機関をインドに設立する計画もある」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Markus Mainka/123RF.COM)
中国とインドがこのほどインドの高速鉄道網整備プロジェクトで協力することで合意したことについて、中国メディアの環球網は22日、「インドの高速鉄道プロジェクトをめぐる日中の争いを激化させる」と伝えた。(イメージ写真提供:(C)Markus Mainka/123RF.COM)
china,economic,japan
2014-09-22 16:45