【本日注目の通貨ペア】ポンド/ドル:20日移動平均線が重石

 ポンド/ドルは米国の早期利上げ観測、英国の早期利上げ観測後退、スコットランドの独立懸念などが相まって7月からポンド安・ドル高が進んでいたが、9月10日に1.60516ドルの安値を付けてからは反発。先週19日には1.65240ドルまで一時上昇した。ただ、この上昇はスコットランドの住民投票において、開票中に「独立反対が多数になるだろう」との思惑からポンド高が進行したことが背景にあり、実際に独立反対派が多数とだったことが明確になると、失速。一時突破していた20日移動平均線より下の水準まで失速した。  本日は再び切り返して来ているが、20日線(執筆時点:1.63619ドル)前後で上値の重さも見られている。ここをしっかり突破して再び1.64ドルに乗せられるかが本日の焦点となりそうだ。  本日は経済イベントはあまり多くないが、23時05分からダドリー・NY連銀総裁へのインタビューが予定されている。ダドリー氏は米連邦公開市場委員会(FOMC)の中ではハト派と見られているが、その見方がタカ派寄りにシフトしていれば、ドル高要因になる可能性がある。ただし一方で、これまでと同様に米経済の先行きについて慎重な見方を示すようなら、期待の反動でドル安要因視され、ポンド/ドルの押し上げ要因になる可能性もある。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ポンド/ドルは米国の早期利上げ観測、英国の早期利上げ観測後退、スコットランドの独立懸念などが相まって7月からポンド安・ドル高が進んでいたが、9月10日に1.60516ドルの安値を付けてからは反発。先週19日には1.65240ドルまで一時上昇した。
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2014-09-22 18:15