日経平均は241円安、ファーストリテなどが売られる
9日の日経平均株価は前日比241円12銭安の1万5880円33銭と急反落して取引を終えた。前日急上昇の反動もあり、米国株安を嫌気した売りに押された。米13年12月雇用統計の発表を控えて見送りムードが広がり、売り一巡後は安値圏でこう着するなど戻りは鈍く、後場に入って先物にまとまった売りが観測されると、日経平均は下げ幅を拡大した。
個別では、引け後発表の決算に対する警戒感もあって、日経平均寄与度の高いファーストリテイリング <9983> が軟調に推移した。公募増資などで新株式発行を発表したエフテック <7212> も急落。クリーク・アンド・リバー社 <4763> は取引時間中に発表した14年2月期第3四半期の決算をきっかけに売りが強まった。14年2月期業績予想の修正で営業赤字が拡大する見通しになったダイエー <8263> も安い。
半面、感染症リスクの低いiPS細胞を開発と報じられ、味の素 <2802> は朝高後に利益確定売りが優勢となったが、ニッピ <7932> は急騰し、ストップ高。iPS細胞関連では、渋谷工業 <6340> も大幅高となった。NTTドコモ <9437> 向けゲームへの期待でドリコム <3793> もストップ高を付けた。(編集担当:宮川子平)
9日の日経平均株価は前日比241円12銭安の1万5880円33銭と急反落して取引を終えた。
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2014-01-09 15:00