日経平均は100円安で取引開始、中東情勢の緊迫化でリスク回避ムード
祝日明け24日の日経平均株価は前営業日比100円34銭安の1万6105円56銭で寄り付いた。米軍がシリア空爆を開始したことで中東情勢の緊迫化を背景にリスク回避ムードが拡大。欧米株が下落したため、東京市場でも売りが優勢となった。ソフトバンク <9984> が連日で急落したことも指数の重しになっている。
業種別では、野村ホールディングス <8604> など証券株や、第一生命保険 <8750> など保険株が軟調に推移しており、ドル・円がやや弱含んだため、富士重工業 <7270> 、マツダ <7261> など自動車株もさえない。JFEホールディングス <5411> など鉄鋼株や、住友金属鉱山 <5713> など非鉄金属株も売りが先行した。
個別では、14年2月期業績予想を下方修正したあさひ <3333> が軟調。LINEが年内の上場を見送ると伝わり、アドウェイズ <2489> など「LINE関連銘柄」も売られた。
半面、14年8月中間期業績予想を上方修正したタビオ <2668> は買い気配スタート。米スターバックスによる完全子会社化を発表したスターバックス コーヒー ジャパン <2712> や、イオン <8267> が完全子会社化で最終調整と報じられたダイエー <8263> は急伸している。(編集担当:宮川子平)
祝日明け24日の日経平均株価は前営業日比100円34銭安の1万6105円56銭で寄り付いた。
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2014-09-24 09:15