北京の「不動産展示会」 出展物件の6割は「異国の地」=中国メディア

 中国の不動産市場の“風向き”を読むうえで重要なイベントとされる「北京秋季房展会」が18日、北京市で開幕した。中国新聞社によれば、「北京秋季房展会」には国内外から600以上の開発物件が出展されたが、例年とは異なり、中国国内で行われる開発物件の出展数が減少し、リゾート物件や外国の物件が大半を占めていたという。  記事は、「北京秋季房展会」の現場を取材したうえで、不動産開発会社が大幅な値引き販売を繰り広げていたと紹介。なかには「32%引き」や「30万元(約532万円)引き」となど、従来では考えられない安値で販売されている物件があったと伝える一方、現場に訪れた人びとの大半は「見ているだけ」で、購入する人は少なかったと紹介した。  これまでと違うのは中国国内や北京市における開発物件の出展が少なく、リゾート物件や海外の物件の出展が多かったことだ。「北京秋季房展会」に出展された物件の6割がポルトガルやギリシャ、キプロス共和国、米国などの外国の物件だったという。  一方で記事は、今年5月から不動産市場が低迷を続けていることを背景に、「北京秋季房展会に足を運んだ人びとは、市況の成り行きを傍観する姿勢を強めている」とし、中国の不動産業界にとって1年で最大の商戦期にあたるはずの9月は「例年のような盛り上がりを見せていない」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
中国の不動産市場の“風向き”を読むうえで重要なイベントとされる「北京秋季房展会」が18日、北京市で開幕した。中国新聞社によれば、「北京秋季房展会」には国内外から600以上の開発物件が出展されたが、例年とは異なり、中国国内で行われる開発物件の出展数が減少し、リゾート物件や海外物件が大半を占めていたという。(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
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2014-09-24 09:30