日経平均は大幅反落、高値波乱の展開も=長島和弘

■今日の動きから   1月9日の東京株式市場、日経平均株価は241円12銭安の1万5880円33銭と大幅反落となりました。米国株安に円安一服を受け、主力の輸出関連中心に売り優勢の展開となりました。日経225採用で値上り銘柄数は35、値下り銘柄数は181、変わらずは9。東証1部上場値上り595銘柄、値下り1025銘柄、変わらず158。全33業種中海運、保険、医薬品を除く30業種が値下り。TOPIXは反落。マザーズは続伸。東証REITは4営業日続落となりました。   日経平均採用銘柄では、主力の日立 <6501> や三菱重 <7011> のほか、日経寄与度の高いファーストリテ <9983> やソフトバンク <9984> 、ファナック <6954> が反落するなど、方向感に乏しい展開となりました。   藤倉ゴム <5121> が高値更新後に下げに転じたが、バイオ3Dプリンターを手がける渋谷工 <6340> がストップ高となったほか、MUTOH <7999> 、群栄化 <4229> が上昇するなど、3Dプリンター関連に物色の矛先が向かっており、材料株を物色する流れは続いた。   日立 <6501> や三菱重 <7011> など、主力株が短期的に切り返す動きが見られなければ、高値波乱の展開になる可能性もある。(執筆者:長島和弘)
日立や三菱重など、主力株が短期的に切り返す動きが見られなければ、高値波乱の展開になる可能性もある。
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2014-01-09 16:00