わが高速鉄道は中国製造業の質が向上したことを示す証だ=中国メディア

中国メディアの証券日報は24日、日本と中国が現在、世界の高速鉄道界における発言権を巡って激しく争っているとし、中国鉄路総公司の趙国堂副総工程師(技術部門副責任者)の発言として「中国の高速鉄道はさまざまな環境に適応させることができるため、新幹線に比べて世界からの信頼も得やすい」などと論じた。
記事は、インドの高速鉄道プロジェクトをめぐって日中が争っていることを紹介したうえで、「日本は世界でも早くから高速鉄道の研究を始め、世界で初めて高速鉄道を導入した国だが、新幹線の技術は日本だけのものではないうえ、中国を始めとする高速鉄道の後発国から追い上げを受けている」と主張した。
続けて、専門家の発言として、中国の高速鉄道はコストパフォーマンスの高さといった強みのほか、複雑な地理的条件下のもとでも建設・運行を成功させた経験があるとし、「さらに中国高速鉄道の技術は中国が知的財産権を有す独自の技術だ」と論じた。
また、中投顧問交通行業研究員の蔡建明氏の発言を引用し、「高速鉄道はもはや中国製造業の質が向上したことを示す証であり、中国の指導者が他国に売り込みをかけているハイテク製品の1つだ」と主張。さらに中国高速鉄道は中国製造業のイメージを形作り、科学技術の輸出を推進するうえでの重要な存在だと論じた。
続けて記事は、中国高速鉄道の輸出事業は「すでに加速しつつある」と主張、最新の統計データを引用し、中国の鉄道車両製造大手である中国北車および中国南車の2014年上半期における輸出契約金額は45億米ドル(約4888億円)を超えたと紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの証券日報は24日、日本と中国が現在、世界の高速鉄道界における発言権を巡って激しく争っているとし、中国鉄路総公司の趙国堂副総工程師の発言として「中国の高速鉄道はさまざまな環境に適応させることができるため、新幹線に比べて世界からの信頼も得やすい」などと論じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-09-24 18:00