アイナボＨＤは一時ストップ高、業績・配当予想の上方修正を好感

　アイナボホールディングス <7539> は急伸し、８月１９日の年初来高値を上回った。午前９時３４分に１５０円ストップ高の８９５円を付けている。２４日引け後に発表した１４年９月期業績予想および配当予想の上方修正が好感された。 　住宅設備機器の販売などを手掛ける同社は、売上高を５８０億円から５８６億円（前期比１６．０％増）、営業利益を１６億９０００万円から１９億５０００万円（同７７．１％増）、純利益を１０億３０００万円から１１億８０００万円（同７３．０％増）に引き上げた。また、期末配当も従来予想の１２円から１６円に上方修正している。年間では２８円（前期は２０円）になる。 　消費税率引き上げ後に発生した期ズレ工事の増加や新規開拓による取引高の増加に加え、受注環境の改善で大型工事や戸建外壁工事の採算性が向上。業務効率化により人件費なども抑制できた。（編集担当：宮川子平）