AMBITIONは連日の安値も大幅続伸業績・20円配当を見直し割安修正のリバウンド期待
AMBITION <3300> (東マ)は、73円安の1360円と3営業日続落し、連日の上場来安値更新となっている。同社株は、9月19日に公開価格960円で新規株式公開(IPO)され1555円で初値をつけ、初値比ストップ高となる1955円の上場来高値と買い進まれたものの、IPO株人気の一巡や、全般相場が、急速な円安を背景に主力輸出株買いに向かった反動、さらにきょう25日IPOのリボミック <4591> (東マ)が、約6億円にとどまったAMBITIONと異なり約60億円と資金吸収額がやや大きいことも嫌気されて公開価格を下回って初値をつけたことも響いて、売り増勢となっている。ただ同社の今6月期業績は大幅に続伸し、配当も、IPO株として異例の増配を予想しており、下値は割安修正買い余地を示唆している。
■東京23区に特化し敷金・礼金ゼロの独自のビジネスモデルで高成長
同社は、賃貸マンションの部屋を不動産のオーナーから借り受けて転貸(サブリース)するプロパティマネジメント事業や不動産賃貸仲介事業、さらに市場価格より低い不動産を購入してリフォーム、中古不動産を適正価格に引き上げて販売するインベスト事業などを展開している。事業エリアは、居住世帯が増加している東京23区に特化し、賃貸物件も、ワンルームマンションが中心で、しかも、顧客層をDINKSや単身者をターゲットに不動産業界の常識に捉われない敷金・礼金ゼロでの賃貸を実現するなど独自のビジネスモデルを特徴としている。
賃貸管理市場の規模は、12兆6000億円、そのうち首都圏が5兆7000億円、DINKS・単身者向けが1兆9000億円に達すると推定されており、東京圏内13店舗の直営店「ルームピア」で展開する同社独自のビジネスの成長可能性の要因となっている。今2015年6月期業績も、売り上げ64億3600万円(前期比21.7%増)、経常利益2億4100万円(同31.1%増)、純利益1億3700万円(同24.1%増)と連続増益が予想され、配当も、20円(前期実績19円)に増配を予定している。
■PERは13倍台、配当利回りもIPO異例の1.4%と下げ過ぎ
株価は、公開価格比62%高でつけた初値1555円からストップ高となる上場来高値1955円まで買い進まれ、きょう25日寄り付き直後につけた上場来安値まで30%の調整となった。PERは13倍台、配当利回りも、IPO株として異例の1.47%と市場平均並みと下げ過ぎを示唆しており、最高値奪回に向け再発進しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
AMBITION<3300>(東マ)は、73円安の1360円と3営業日続落し、連日の上場来安値更新となっている。
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2014-09-25 10:15