昨日一時12%安のエイチーム反発、LINE上場延期の影響は後退
■メディアドゥ、エムアップなど関連株は軒並み反発
エイチーム <3662> は15日、反発の始まりとなり、朝寄り後に6330円(110円高)まで上げて堅調に推移している。スマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」と協業し、昨日は、LINE(東京都渋谷区)が年内の株式上場準備を来年に順延したと伝えられ、一時12%安の5970円まで下げる場面があった。上場による資金調達は先延ばしになるものの、一夜明けて事業展開そのものへの影響は軽微と冷静に見直す雰囲気が出ている。
今朝は、同じくLINE関連株のアドウェイズ <2489> 、ネオス <3627> 、エムアップ <3661> 、メディアドゥ <3678> 、メディア工房 <3815> なども総じて反発となっている。各銘柄とも、このところ横ばい相場が続く中で、昨日の下げ局面でも横ばい相場を踏み外さなかったため、いわゆる「下っ放れ」には至らずに済んだ。下値の固さが証明されたとの見方が出ている。
エイチームの場合、前7月期の業績は減益だったものの、今期は売上高を前期比21%増、純利益も同13%増などと急回復の見込みとしている。
LINEの事業展開については、台北24日ロイター通信の報道として、「台湾総統府が韓国の検索サイト大手ネイバーの日本子会社でスマートフォン向け無料通信アプリ(応用ソフト)のLINEに対し、総督府の業務関連コンピューターの利用を禁止することも発表した。セキュリティーに対する懸念があるためだという」と伝えられたが、株式市場への影響は特に出ていないようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
エイチーム<3662>(東1)は15日、反発の始まりとなり、朝寄り後に6330円(110円高)まで上げて堅調に推移している。
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2014-09-25 10:30