ヤマハは中国、新興国などで成長が加速、中計は来期で達成
ヤマハ <7951> が6月19日の高値1703円から調整局面に入っている。6月には証券会社のレーティング最上位継続、目標価格の引き上げなどが相次ぎ人気が高かったが、ここへきてはそうした材料もなく、人気離散状態に陥っている。しかし、今2015年第1四半期は順調な滑り出しとなっており、通期の業績も増額機運が強く、改めて見直しの流れになりそう。
今期の第1四半期は売上げが996億円と。前年同期比2%の増収。営業利益は62億円と同1%の増益となった。楽器事業が北米市場、中国市場の回復もあり堅調に推移。今期の営業利益は会社側見通しの営業利益290億円を上回る295億円(前期259億円)到達の可能性が強まっている。
海外を中心にピアノ、電子ピアノの販売が伸びる見通し。富裕層向けのマーケティング活動を強化するなどブランド力の向上にも努め、中国、及び新興国市場で成長が加速する見通しにある。また、エレクトロニクス事業領域での売り上げ拡大を狙い、楽器事業の新興国向けエントリーモデルの開発及び低価格製品市場への参入をはかる。また、PA機器(設備音響機器)は、従来の教会など大型施設向けだけでなく、レストランなど中小規模の商業施設向けにも製品展開を進める。
現在、2014年3月期から2016年3月期までの3期間を対象とする中期経営計画「Yamaha Management Plan 2016」を推進している。経営の方向性としては、ブランド力の強化など従来路線から大きな変化はないが、一方で積極的な成長投資を実施する方針を明示している。最終年度となる2016年3月期おける業績目標は、売上高4300億円(前期比5%増)、営業利益300億円(同15%増)を目標にしているが、これは来期にも達成の可能性が強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ヤマハ<7951>(東1)が6月19日の高値1703円から調整局面に入っている。6月には証券会社のレーティング最上位継続、目標価格の引き上げなどが相次ぎ人気が高かったが、ここへきてはそうした材料もなく、人気離散状態に陥っている。
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2014-09-25 12:30