スポット金続落、ドル高やETF残高の低い水準が背景

 24日のスポット金は続落した。ドル高やETF残高の低い水準が背景。  米商務省による8月の新築1戸建て住宅販売件数が発表され、前月比18.0%増の年率50.4万戸だった。伸びは1992年1月以来の大きさとなった。住宅市場の順調な回復が確認された。このため、投資資金の安全な逃避先としての金需要は減退した。そのほか、世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストが発表した23日時点の金保有量は1.2トン減の773.45トンと、2008年12月以来の低水準となった。  24日のWTI原油先物は上昇。原油11月限は一時下落していたものの、米原油在庫が予想に反して減少したとの報道を受けて上伸に転じた。また、中東地域の緊張の高まりに加え、予想を上回る中国の成長見通しも原油価格を支えた。  米エネルギー情報局(EIA)が発表した9月19日までの週間の原油在庫は430万バレル減の3億5800万バレルとなった。事前の予想は38万6000バレル増だった。国際通貨基金(IMF)は24日、中国の2015年の経済成長率について、「7%を大幅に上回る」との見通しを示した。(情報提供:東岳証券株式会社)
24日のスポット金は続落した。ドル高やETF残高の低い水準が背景。
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2014-09-25 12:45