アドビ、業績悪化で中国法人を閉鎖へ 6年で4度目のリストラ=中国メディア

中国メディア・新京報は25日、PDF閲覧ソフトや画像処理ソフトの著名メーカー・Adobe(アドビシステムズ)が24日に中国の研究開発会社を閉鎖し、同地域において今後は営業開拓業務に専念することを発表したと報じた。
記事は、Adobe中国が24日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)上で「中国では今後市場開拓業務をメインとする。このため、中国にある研究開発子会社を閉鎖することを決定した」と発表したことを紹介。子会社は12月いっぱいで営業を終了すること、上海、北京、広州、深セン、香港、台湾における販売業務は存続することをも明らかになったとした。
Adobe中国研究開発センターは2006年に北京市中関村の清華科学技術パークに設置された。同社のデジタルメディア製品や電子商取引ソリューションの研究開発やテスト業務を行っていた。記事は、閉鎖によって開発、テスト、デザイナー、販売者400人が整理の対象となり、販売担当者を除く大部分の従業員が早ければ10月末より段階的に解雇されることになるとした。
また、閉鎖について「思わしくない業績が原因の1つ」とする分析が出たことを紹介。8月29日までの今年第3四半期会計報告で、営業収入が10億1000万米ドル(約120億円)と前年同期比1%増に留まり、予想に届かなかったこと、純利益では4470万ドル(約48億8000万円)と前年同時期より46%の大幅減となったことを挙げた。
さらに、同社のリストラが08年12月、09年11月、11年11月に続いて4回目であることも併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)bizoon/123RF.COM)
中国メディア・新京報は25日、PDF閲覧ソフトや画像処理ソフトの著名メーカー・Adobe(アドビシステムズ)が24日に中国の研究開発会社を閉鎖し、同地域において今後は営業開拓業務に専念することを発表したと報じた。(イメージ写真提供:(C)bizoon/123RF.COM)
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2014-09-25 17:15