「世界の旅客機業界の構図を変える」と専門家　中国が初の国産大型旅客機を組み立て開始＝中国メディア

　中国メディア・証券日報は２５日、中国初の国産大型旅客機Ｃ９１９の機体組み立て作業がで先日始まったことについて、専門家が「世界の大型旅客機市場の構図を変えることになるだろう」と語ったことを報じた。 　記事は、Ｃ９１９大型旅客機の成功が「わが国が自ら研究開発した大型飛行機が徐々に国際市場に向かっていることを示すと同時に、関連する部品サプライヤーや関連する上場企業にもより多くの発展チャンスを得ることになる」との声が業界内から挙がったことを紹介。 　また、大型旅客機の産業チェーンが原材料から部品、航空電子システム、機械電子システム、機体部品、航空機の組み立てなど非常に広範囲にわたり、エンジン、大型部品、複合材料、各種計器、環境保護ユニットなどの製品を扱う多くの企業がチャンスを迎えるとする証券会社シンクタンクなどの分析を伝えた。 　さらに、証券会社の業界アナリストが「（中国の民間飛行機製造会社である）中国商用飛機が発表した、Ｃ９１９大型旅客機１５０機とＡＲＪ２１－７００飛行機５０機という年間生産量から、関連企業は長期的、持続的な利益を得ることができる」との見解を示したほか、「Ｃ９１９の成功により、現在米国のボーイングと欧州のエアバスで独占されている大型旅客機市場の状況を打破することになるだろう」と予測したことを併せて紹介した。（編集担当：今関忠馬）（写真は「ＣＮＳＰＨＯＴＯ」提供、組み立て中のＣ９１９。７月３１日撮影）