日経平均は286円安で取引開始、地政学リスク意識され利益確定売り
26日の日経平均株価は前日比286円19銭安の1万6087円95銭で寄り付いた。ウクライナ情勢などの地政学リスクが意識されて欧米株が下落したことで、東京市場でも売りが優勢となった。前日に日経平均・TOPIXともに年初来高値を更新しており、週末ということで利益確定売りも出やすかった。
東証業種別株価指数では全33業種が下落し、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> など銀行株や野村ホールディングス <8604> など証券株、ホンダ <7267> など自動車株や住友重機械工業 <6302> など機械株の下げがきつい。
個別では、15年3月期業績予想を下方修正したダスキン <4665> が急落。指数寄与度の高い銘柄では、ファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンク <9984> などが売られている。ただ、15年3月期業績予想を上方修正したファナック <6954> の急伸もあり、日経平均は下げ幅を200円程度まで縮小する場面がみられる。
ファナックのほか、14年8月中間期で2ケタ増収増益のニトリホールディングス <9843> は買いが先行した。9月中間期業績予想を上方修正したシステナ <2317> も高い。クロマグロの完全養殖が報じられた極洋 <1301> なども堅調。タイでの人材派遣事業開始が報じられた日本マニュファクチャリングサービス(nms) <2162> も買われている。(編集担当:宮川子平)
26日の日経平均株価は前日比286円19銭安の1万6087円95銭で寄り付いた。
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2014-09-26 09:15