アップルと中国企業の「挟み撃ち」 スマホ事業で苦戦するサムスン=中国メディア

 米アップルの最新スマートフォン「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」の販売台数が3日間で1000万台を超えるなど好調を保っていることなどを受け、韓国のサムスン電子の株価が2012年7月以来の水準まで下げている。中国証券報が25日付で報じた。  記事はアナリストの分析を引用し、サムスンにとってもっとも重要な事業であるスマートフォン事業が中国企業およびアップルによる「挟み撃ち」を受け、極めて厳しい状況にあると指摘、「サムスンが今後、イノベーティブで競争力のある新商品を打ち出せなければ現在の苦しい状況を抜け出すことは難しい」との見方を示した。  さらに「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」の販売台数が3日間で1000万台を超えたことは、「大画面スマートフォン市場において築いてきたサムスンの優位性が希薄化することを意味する」と指摘。  さらにブルームバーグの報道を引用し、サムスンの14年第3四半期の営業利益は第2四半期よりさらに12%減少する見込みだと伝えた。また、サムスングループのサムスン証券はスマートフォンの販売低迷のほか、半導体事業の損失拡大によって営業利益は17.5%減になると予測していると紹介した。  ほかにも記事は、大手証券会社によるサムスンのスマートフォン事業に対する悲観的な分析を伝える一方で、「サムスンはすでにスマートフォン事業への過度な依存を軽減するため、ウェアラブル端末事業などの強化を行っている」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Oleg Doroshenko/123RF.COM)
米アップルの最新スマートフォン「iPhone 6/iPhone 6 Plus」の販売台数が3日間で1000万台を超えるなど好調を保っていることなどを受け、韓国のサムスン電子の株価が2012年7月以来の水準まで下げている。(イメージ写真提供:(C)Oleg Doroshenko/123RF.COM)
china,economic,korea
2014-09-26 09:15