中国企業の海外進出 リスクのひとつに「自惚れ」?=中国メディア

中国メディアの一財網はこのほど、中国出口信用保険公司の謝志〓氏が中国国内で行われたフォーラムで、海外へ進出した中国の民間企業のうち7割は赤字を計上していると述べたことを紹介した。(〓は文へんに「武」)
記事は、中国政府の経済・外交政策の1つとして、「走出去」と呼ばれる中国資本の海外進出が2001年の世界貿易機関(WTO)加盟と同年に提唱されたことを紹介、中国資本の海外進出は順調に進展してきたと指摘した。
続けて、2003年から12年までの10年間において、中国の海外投資は年41.6%増の伸び幅で増え続けてきたとし、12年には世界で3番目に対外直接投資が多い国となったと伝えた。中国資本が海外進出する目的は「海外マーケットへの進出」と「エネルギーや資源、食料への投資」の2つに大別できると指摘。
一方で、中国資本による海外進出には「政治的リスク」が常につきまとうとし、政治的リスクによって破談となった例として、中国企業がミャンマーで進めていた水力発電プロジェクトを挙げ、ミャンマー政府の翻意によって「莫大な投資が水の泡となった」と指摘した。
また、中国人の「カネも能力もある」といった自惚れもリスクの1つだと指摘。“自惚れ”が理由で進出先の国で現地の人びととの衝突も起きていると紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの一財網はこのほど、中国出口信用保険公司の謝志〓氏が中国国内で行われたフォーラムで、海外へ進出した中国の民間企業のうち7割は赤字を計上していると述べたことを紹介した。(〓は文へんに「武」)(イメージ写真提供:123RF)
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2014-09-26 09:45