【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】NY市場はナスダック指数を注視、今後2週間以内に4553ポイントを抜けないと相場は悪化

  NYダウが9月19日の終値1万7279ドルを高値に200ドルを越える下落をみせたが、ナスダックは9月2日の終値4598.19ポイントの高値を9月18日の戻り(4593.42ポイント)で抜けずに、9月23日に4508.69ポイントまで下げ、日足ベースの一目均衡表でやや悪化した。   具体的に記すると、この下げにより転換線(9月23日現在4551.06ポイント)が基準線(同4553.25ポイント)を下回ったのである。   今後2週間以内にこの4553ポイントの水準を大幅に上回ってこれないようだと、ナスダック市場の需給バランスは悪化の方向を辿る可能性が強まる。   ナスダックの週足ベースのMACDもやや悪化のシグナルが点滅しており、同様に、早期の強い反発力がつく方が望ましい。   NYダウとSP500は日足ベースでの明確な悪化シグナルは現時点では出てこないが、モメンタム株(SNS関連やバイオ関連などの高PER株については少し注意すべき段階に入ってきたと言えよう。(経済・証券ジャーナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
日経平均の前引けは1万6374円14銭(206円69銭高)、TOPIXは1346.43ポイント(20.25ポイント高)、出来高概算(東証1部)は23億7969万株。
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2014-09-26 09:45