ロングライフHDは3Q高利益進捗率業績を見直し割安修正買いが再燃し反発
ロングライフホールディング <4355> (JQS)は、3円安の374円と小幅ながら3日続落して始まったあと、5円高の382円と切り返し反発している。前日25日に米国NYダウが、264ドル安と大幅反落したのが響いて、きょう26日の日経平均株価が、286円安でスタートしたことから、9月22日につけた年初来高値408円を同社株に目先の利益を確定する売り物が続いたが、下値では同社が、今年9月12日に発表した今10月期第3四半期(3Q)業績が、V字回復し、9カ月実績で10月通期の年間業績を上回ったことを見直し、業績上ぶれ期待を高めて内需割安株買いが再燃している。今期配当が、5.5円(前期実績5円)と連続増配が予定されていることも、株価材料視され、逆行高展開を支援している。
■ホーム事業の入居率がアップし在宅事業の事業所の稼働率も向上
3Q業績は、前年同期比6.8%増収、2.66倍経常増益、3.72倍純益増益と大幅増益転換し、経常利益5億1700万円、純利益2億6800万円は、期初の通期予想の経常利益、純利益をそれぞれ700万円、1300万円上回る高利益進捗率を示した。
ホーム介護事業は、ホーム数が20ホーム、居室総数は803室となっているが、運営体制の最適化、営業活動の強化を進めて、入居率が、昨年7月の67.2%から73.2%にアップして、前年同期の1200万円の経常損失が、2億5700万円へ大幅黒字転換し、在宅介護事業も、サービス数が、前年同期の142サービスから144サービスに拡大して既存事業所の稼働率が向上、経常利益が、前年同期比2.14倍と大幅増益転換したことなどが寄与した。
今10月通期業績は期初予想を据え置き、売り上げ116億円(前期比11.1%増)、経常利益5億1000万円(前期比12.1%増)、純利益2億5500万円(同26.9%増)と見込み、売り上げ、経常利益は連続して過去最高を更新、純利益も、2012年10月期の過去最高(2億1900万円)を2期ぶりに更新する。
■業績上ぶれ期待を高めPER15倍台の割安修正で上値トライが続く
株価は、今期業績の好調推移につれて下値を切り上げ、今期第2四半期累計業績が期初予想を上ぶれて着地したことで359円高値をつけ、3Q高利益進捗率業績をテコに年初来高値まで急伸、2013年5月以来の400円台奪回となった。今期期末にかけて業績上ぶれ期待を高めつつPER15倍台の割安修正を続け、昨年5月高値503円を目指し上値トライを強めよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ロングライフホールディング<4355>(JQS)は、3円安の374円と小幅ながら3日続落して始まったあと、5円高の382円と切り返し反発している。
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2014-09-26 10:00